小田原の市街地を見渡す事の出来る高台の傾斜地に建つ夫婦のための住宅の計画です。
計画には、敷地が採光に不利な北向きの斜面地であること。また、南に面する前面道路との間に擁壁があり、敷地が2mほどの低い位置にあることなどへの対応策が求められました。
道路沿いに目隠し壁を隔てて設けられたエントランス通路を通って、道路面から1m高いレベルに設定された2階床にある玄関から室内へアクセスします。2階には寝室や書斎、バスルームを配置し、プライバシーの確保されたエントランス通路沿いの開口から間接的に採光、通風得るようにするように計画されています。
玄関から吹抜けの階段を下りた1階には、リビングダイニング、キッチン、客間を兼ねた和室を配置しており、北面の庭に向かって張り出したデッキで食事を楽しむことも出来ます。道路沿いに連窓のスリット窓を設けることで、北向きの1階にも採光を導入しています。
上下階の行き来を容易にするため、ゆるやかな階段を東西2箇所に設けています。
計 画 地 神奈川県小田原市
主要用途 専用住宅
構造規模 木造SE工法 地上2階
敷地面積 198.00㎡
建築面積 77.76㎡
延床面積 127.77㎡
Category:
PROJECTSDate:
2020-01-10